パパが飲んだビールシリーズ86

 

Sweet Water

 

 


醸造:バージニア州アッシュバーン

 

アクセス:

ワシントン周辺のスーパーマーケットならたいてい入手可能である。但し、できたてを飲みたい人は、バージニア州メリフィールドにあるSweet Water Tavernsか、アッシュバーンのオールド・ドミニオン醸造所のブルー・パブを訪ねるのがよろし。

 

飲めるビールの種類:

Sweet Water Pale Ale

“Sweet Water Pale Ale is brewed exclusively for the restaurants owned by Great American Restaurants; Carlyle Grand Café, Artie’s, Mike’s American and Silverado.  The recipe and techniques were developed by Nick Funnell, the Brewmaster, who makes the same beer at the Sweet Water Taverns.  Nick acted as executive brewer at Old Dominion to make the beer here.  The beer is made with Two-Row Malt, Munich 10, Caramel 60 and a small amount of Chocolate malt.  Domestic Golding and Galena hops are used in the kettle.  The beer is dry hopped in a second fermenter with whole leaf English Kent Golding and Cascade hops.  This fine pale ale is a deep amber color with a wonderful blend of the earthly Golding and the citric accentuated Cascade hops for a complex aromatic treat.  Available on draft at Old Dominion Brewpub and in the Great American Restaurants.  Bottles are widely available in Northern Virginia.  Alcohol by volume: 5.2%.” (Old Dominion Brewing Co., “Getting To Know Your Local Micro Brewery”, July 2002)

 

ひとこと:

このビール、「フレッシュ・フィールズ」や「トータル・ワイン」でちょっぴり惹かれるデザインのラベルを使っている。オールド・ドミニオンの上記解説にある通り、このビールは元々はメリフィールドの「スウィート・ウォーター・タバーン」で醸造・販売されていた正真正銘の地ビールだ。ボクの自宅からは車で10分ほどしか離れていない。このブルー・パブのオーナーは、ワシントン界隈ではかなり有名なブルーマスターで、オールド・ドミニオン醸造所の執行役員として、この醸造所の規模拡大とバージニア地ビールの地位向上に大きな役割を果たした。ついでに、自分のブルー・パブで客にふるまっていた地ビールを、ドミニオンの生産ラインに乗せて、マスプロ販売を始めたというわけだ。ドミニオンの委託生産ビールは王冠のデザインが全くないシンプルなものが多いが、「スウィート・ウォーター」だけは王冠にオリジナリティを出している。だから、またドミニオンかという満腹感もなく、ラベルのデザインに惹かれてつい6本パックを買ってしまったのだった。

 

だからといってまずいビールだと言うつもりはない。同じような状況下で委託販売されている「ニュー・リバー」と比べても、クセが少なくて飲みやすい。飲み比べたわけではないが、「タッパーズ・ヒップ・ポケット」のアメリカン・ペール・エールといい勝負じゃないかと思う。

 

(2003年7月29日)