パパが飲んだビールシリーズ83
醸造:バージニア州アッシュバーン
アクセス:
「トータル・ワイン」で重点販売していたのを発見して初めて買ってみた。でも後述するように、このビールは「オールド・ドミニオン」のブルー・パブでおそらく飲めると思う。
飲めるビールの種類:
“We made this beer for Kenny Lefkowitz, an accomplished
home brewer, who tragically died at age 32 in early 2001. We continue to make the beer to honor
Kenny and his enthusiasm for good beer.
The beer is being distributed in southwestern Virginia by Blue Ridge
Beverage Company and in North Carolina.
This is an amber beer with assertive hopping. The kettle hops are Amerillo Gold, Centennial and
Cascade. These hops plus Columbus
hops are used for dry hopping later in the fermenter. New River Pale Ale won a bronze medal at the 2000 Great
American Beer Festival in the American-Style Pale Ale category which had 104
entries, the largest number of the 53 categories. Alcohol by volume: 5.6%.” (Old Dominion Brewing Co.,
“Getting to Know Your Local Micro Brewery” July 2002)
ひとこと:
「ニュー・リバー」は決して不味いビールではない。ビールコンテストでそれなりの好成績を収めている。こういう、多くの人が高い評価を与えるビールは、他人に飲ませるのに非常に適している。そもそも、「アメリカン・ペール・エール」というカテゴリー自体が、本場イギリスのペール・エールに比べて比較的軽めに作られている。以前、「タッパーズ・ヒップポケット」や「ラマー・ストリート」のペール・エールでも紹介した通り、このカテゴリーにビールは、アメリカでは飲みやすいのである。本場のペール・エールは1杯で結構くるが、アメリカのペール・エールは、飲むのを1本でやめるような状況をあまり想定していないように思う。キャンプやパーティーにはよく合うと思う。
ただ、「ニュー・リバー」を買って後から後悔したのは、これを製造しているのがアッシュバーンの「オールド・ドミニオン醸造会社」だったからだ。ここはワシントン近辺の醸造会社としては最も成功しているところであるが、「ドミニオン」という自社ブランドビールの他に、各地のブルー・パブに納入している地ビールを委託生産で多く作っている。「タッパーズ・ヒップポケット」もそうだし、いずれ紹介するであろう「スウィート・ウォーター」もそうである。ブルー・パブに行って、注文した地ビールが美味しいと思っていたら、作っていたのがアッシュバーンでしたというのではちょっと悲しくなる。ボクは、ここで名前を挙げた「ニュー・リバー」と「タッパーズ・ヒップポケット」と「スウィート・ウォーター」の区別がつかない。飲み比べたわけではないが、いずれも飲みやすいペール・エールである、ひょっとしたら味が同じなのかもしれない。
(2003年7月28日)