パパが飲んだビールシリーズ74
醸造:カーロウ(アイルランド)
アクセス:
比較的よく見かけるブランド。ボクは「ハリス・ティーター」で購入したが、多分「ジャイアント」や「セーフウェイ」にも置いてあるかも。
飲めるビールの種類:
“The
Bitter, roasted character of this supple stout glides from sharp to soft and
back again in a single sip! The
underlying coffee aspect has a subtle smoked dimension that creates a fuller
mouthfeel. Light bitterness left
on the tongue sets the stage for some spiciness at the exhale. A mellowing blend of bitter
hop-roastedness ends with a touch of malt sweetness. Raise a glass to O’Hara’s delights.” (365 Bottles of Beer
for the Year 2003)
ひとこと:
最近、アイルランドの底深さに感銘を受けることが多い山田パパである。我が日本は景気の低迷のお陰でODA予算は3年連続カットなのに、アイルランドは2007年までにODAの対GNP比0.7%を達成することを国際公約に掲げてODA予算を大幅増額中である。国際競争力指標ではフィンランドと1位、2位を争う。日本など20位にも入らない。国内の人口は1千万人にも満たないのに、アイルランド系の移民はアメリカ国内で非常に多い。だから聖パトリック祭(毎年3月)はアメリカでも結構大きなイベントになる。頭に「O’」「Mc」が付く姓は例外なくアイルランド系だ。「オニール」とか「オブライエン」とか、「マクドナルド」とか「マッカーシー」とか、みんなアイリッシュだ。そう、うちのお隣りの「オショーネシー」というのもアイリッシュである。
そして、これがまた美味しいビールを沢山作る。「ギネス」なんかは典型的だ。アイルランドといったら、イングランドのエールよりも濃厚な「レッド・エール」や「スタウト(黒ビール)」が有名だ。アイリッシュ・ウイスキーなんてのもある。スコッチ・ウイスキーの源流はアイルランドなのだそうだ。スコッチよりもやや粗っぽくてより濃厚な味わいがあるウイスキーである。
その「ギネス」に匹敵するアイリッシュ・スタウトとして、「オハラ」をお薦めしたい。どこがどう違うとかよくわからない。こちらも、最初はコーヒーみたいにちょっと苦いけれど、そのうちにほのかな甘さを感じることができる。繊細な泡立ち。ボクはあまりスタウトは飲まないのだが、たまに飲むととても美味しいと思う。アイルランド恐るべし!
(2003年4月24日)