パパが飲んだビールシリーズ110
醸造:ヴァルシュタイン(ドイツ)
アクセス:
どこのスーパーでもたいてい置いてある。
寸評:
“Immediately
distinctive; gentle, flowery hoppiness; solid, lingering taste that is nicely
balanced between malts and hops; very responsive and complementary to food,
remaining well mannered and even-tasting all over the palate; improves in
character as a meal progresses.
Appropriate with spicy Thai food, hot Italian sausages, or salads with
assertive dressings.” (Bob Klein, “The Beer Lover’s Rating Guide”)
ひとこと:
久々にドイツビールを紹介することにした。「ヴァルシュタイナー」は、「ベックス」や「シュパーテン」、「セント・パウリ・ガール」、「パウリナー」等に続くメジャーなドイツビールである。アメリカでの知名度は先に述べた4者には劣るものの、おそらく世界的にはそれらと比較しても知名度が高いビールのブランドだと思う。なぜかというと、「ヴァルシュタイナー」はボクがスーパーカー・ブームで踊っていた1970年代半ばに、既にフォーミュラ・ワンのレーシングチームのスポンサーを務めていたからだ。最近は同じドライバーばかりが優勝争いに絡んで面白くないのであまり見ていないが、今もどこかのチームの車体に「ヴァルシュタイナー」のロゴを見かけることが時々ある。F1グランプリへの関与がこれだけ長いと、当然世界的に見ても知名度が高くなるのは当然のことだ。「ベックス」「シュパーテン」「セント・パウリ・ガール」等とはマーケットへのアプローチの仕方がそもそも違うわけだが、どちらかというと「ヴァルシュタイナー」の方が大企業的なマーケティングをしているような気がする。
味の方はまあまあ。あまり人に無理にお薦めするほどには頻繁にお目にかかるビールでもないが、ハズレはないとボクは思っている。ピルゼンに関しては、ボブ・クライン氏の評価は3.9だ。決して悪くはない。
(2003年9月1日)