パパが飲んだビールシリーズ121
ひとこと:
いよいよ離任まで時間がなくなってきた。ボクのビール紹介に有識者としてご参加いただいたボブ・クライン、マイケル・ジャクソンの両氏の著作も全て引越荷物として梱包・搬出してしまった。時間がないため、アフリカ大陸のビールを2つまとめて紹介しよう。
タスカー:象のイラストがかわいいケニアのビールだ。実は日本でも入手が可能である。状況は覚えていないが、飲んだ記憶だけはある。実は「タスカー」に対する評価、辛口のボブ・クライン氏ですら意外と良好だった。ワシントン界隈ではマクレインの「トータル・ワイン」でしか見かけたことがないビールで、ボクたちは「タスカー・ラガー」しか飲んだことがないが、クライン氏は「プレミアム・ラガー」にかなり高い評価を与えていた。彼の講評をきちんと読んでいないのであるが、「アフリカ料理に合う」などと飄々と書いているかもしれない。或いは、自分が飲んだ経験から言えばメキシカン料理には合うのではないかと思う。
カサブランカ:名前を聞いて多くの読者が想像される通り、このビールはモロッコ産だ。気候温暖で乾燥した気候といえば、このビールもひょっとしてライバルはメキシカンビールではないかと思う。うちの近所にある「ライト・エイド」で見かけ、ドミニカ産の「プレジデンテ」と一緒に買って飲んでみたが、殆ど区別ができないほど似ていた。ライトなラガーで、1本飲んだだけでは容易に酔えない。
(2003年10月8日)