パパが飲んだビールシリーズ118
醸造:ミズーリ州セントルイス
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ビールを扱っているところには必ず置いてある。黄色のラベルが目印だ。
ひとこと:
「テキーザ」は、製造元がアンハイザー・ブッシュ社で、「バドワイザー」の姉妹品である。ボトルが透明で、メキシコ原産のリュウゼツラン(テキーラの原料になる)の果肉にライムの香りをブレンドし、薄めのビールに仕上げているところなど、おそらくブッシュ社はメキシコからアメリカ市場に進出してきた「コロナ」を多分に意識して開発・発表したのではないかと思う。フルーティーな独特の香りがするビールだが、アルコール度数はあまり高くない。安心して何本も飲めるビールである。ビール特有の苦味はあまり感じられない。むしろほのかな甘味を感じるくらいだ。このビールは、乾燥地で喉を潤す清涼飲料水感覚で飲むと丁度良いと思う。実際、ボクが初めて「テキーザ」を飲んだのは、2001年7月のラスベガスであった。外の気温が華氏100度(摂氏30度台後半)の非常に乾燥した砂漠のような気候の中で、夕方頃に軽く1杯というには丁度よいアルコール度数でもあった。おそらく、ギンギンに冷やして飲むと丁度良いのではないだろうか。
ただ、「テキーザ」がライバル「コロナ」に知名度で対抗できるところまで成長しているかというと、ボクはそうは思わない。「コロナ」と「テキーザ」は、飲むTPOが全くダブっているけれども、どう考えても「コロナ」の方を選ぶ人の方が多いような気がする。
(2003年9月28日)