パパが飲んだビールシリーズ42

 

PYRAMID

 


醸造:ワシントン州シアトル

アクセス:ワシントン界隈で入手可能な「ピラミッド」ブランドのビールは、「アプリコット・エール」と「ペール・エール」、季節限定の「スノー・キャップ・エール」ぐらいで、いずれも「フレッシュ・フィールズ」での取扱い。但し、「アプリコット・エール」だけは、「トータル・ワイン」でも取扱いあり。

 

PYRAMID Apricot Ale

第三者による客観評価はどのビールガイドにも載っていないため、記載困難。

 

PYRAMID Snow Cap Ale

“Red-black color; roasted bitterness on the sides of the tongue; watery; flowery hoppiness in an otherwise textureless liquid; slightly cloying as the glass is finished; taste is more appropriate to style than are texture and complexity; some balance creeps in at the end; this is an annual winter offering, so expect some variablitiy.  Perfect for traditional holiday meats such as roast turkey and baked ham.” (The Beer Lover’s Rating Guide)

 

PYRAMID Tilted Kilt Ale

“Tilted Kilt’s deep malty character reveals peat overtones and a lush, earthy ambience.  The hearty flavor is enhanced by the subtly changing taste complexities of the seven varieties of malted barley.  Floating on a steady stream of alcohol (6.3%/vol.), the resulting rich, malty sweetness becomes more evident as the creamy-smooth liquid reaches room temperature.  A sweet, warm alcohol glow fills the throat at final sip.  A Bronze medal winner at the 2000 World Beer Cup.” (365 Bottles of Beer for the Year 2002)

 

 

ひとこと:

 

「ピラミッド」という、けっこうふざけたネーミングのビールがある。ラベルに本当にエジプト・ギザのピラミッドのイラストがあしらわれていて、結構インパクトの強いラベルである。でも、味の方はわりと繊細で、「アプリコット・エール」や「スノー・キャップ・エール」は、エール特有の濃厚な苦味を抑えて、商品差別化に成功しており、ワシントン界隈でも入手が比較的容易である。特に、「アプリコット・エール」に関しては、競合する「アビータ」の「パープル・ヘイズ」同様、フルーティーな匂いと若干の味付けを施している点で、女性愛飲家にはお薦めしたいビールである。

 

「スノー・キャップ・エール」は、2002年の年末にJICAのワシントン駐在員事務所の現地採用の女性職員と忘年会と称して飲みに出かけた時、差し入れとして私が「フレッシュ・フィールズ」で買って持ってきたビールである。このビール会社、ラベルだけじゃなくて王冠のイラストまでピラミッドを使っているのだが、「スノー・キャップ」の方は、ラベルも王冠も共通して頂きに雪が降り積もったイラストを使っている。某日本人のお宅に集まっての鍋パーティーで、ぼくが持っていた「スノー・キャップ」はなかなか好評だった。そこそこ冷えた状態で持って行くことが大事だと改めて思った。

 

2003年2月16日)

 

ピラミッドのウェブサイトはこちら