パパが飲んだビールシリーズ36
醸造:ミュンヘン(ドイツ)
アクセス:確実に入手できるのは「サットン・グルメ」
“Full bodied and hearty, Paulaner’s
intense, malty character is filled with doughy overtones that stay deep into
the aftertaste. The mildly bitter,
roasted presence contains hints of caramel and a fresh grainy bite as
offsetting taste characteristics.
The foramy, white head offers up a pleasing floral-malt aroma toward the
end. A gentle, background
effervescence and lingering touch of hop bitterness complete this satisfying
and well-bred Oktoberfest.” (365 Bottles of Beer for the Year 2002)
Paulaner Hefe-Weizen
“As expected, very yeasty and spritzy;
head remains foamy and cohesive atop cloudy opaqueness; too yeasty and
rancid-fruit-tasting to be acceptable overall (rancid=oxidized=rotten, harsh,
sour); mellows and warms as meal progresses; dry, firm finish grudgingly comes
and quickly goes; not an all-star, but a beer for individual tastes. Compatible with most red meats.” (Bob
Klein, “The Beer Lover’s Rating Guide”)
ひとこと:
前にも書いたが、ドイツビール、よくわからないっす。ちゃんと銘柄名がドイツ語で発音できないことが大きいと思う。意味もわからず、印象にも残らないから、ドイツビールを折角飲んでも、全然コメントする気持ちになれないのである。あれもこれも皆同じに見えて、自分が一体どの銘柄のビールを飲んだのか、全然覚えていない。「セント・パウリ・ガール」とか、「ベックス」「スパーテン」とかいう、若干英語が混じっている銘柄とか、比較的短い単語の場合はまだよいが、「パウラナー」ぐらい長い単語になると、飲んでもすぐに銘柄名が忘却の彼方に行ってしまうのである。しかも「パウラナー」の場合よくないのは、ボトルに貼られたラベルが、他の銘柄のラベルと酷似していることも大きい。ひょっとしたら「パウラナー」ではないビールを飲んでいたのかもしれないが、どんな銘柄だったのかも覚えていない。ドイツビールを極めるには、メモ帳が欠かせないと痛感させられる。
おそらく、同じ「パウラナー」でも、「オクトーバーフェスト」以外の種類を飲んだことがあったのではないかと漠然と思っている。でもよく覚えていない。「オクトーバーフェスト」だけはちゃんと覚えている。365 Bottles of Beer for the Year 2002でチェックしていたからだ。2002年の10月といったら、各ブランドのビールのうち、「オクトーバーフェスト」ばかりを集中して飲んでいた時期である。「パウラナー」の中瓶を買って来て、1人で空けた記憶がある。(2003年8月に、「へーフェヴァイツェン」も飲みました。)
このビールは、「トータル・ワイン」のようなソフトリカー専門店以外では、高級グルメスーパー「サットン・グルメ」でしかお目にかかることができない。さすがにグルメな客を相手にしていると関心する一方、オクトーバーフェストから3ヶ月以上も経過した2月中旬でも「オクトーバーフェスト」を店頭に並べているそのセンスの悪さが気になる。客はともかくとして、店員は意外とグルメではないかもしれない。そんな実態を垣間見てしまったような気がした。グルメな客は、本当にそれを見抜いているのだろうか。(その点では、「ヘーフェヴァイツェン」を8月に販売していた「フレッシュ・フィールズ」はまだ常識的かも。)
(2003年2月14日)