パパが飲んだビールシリーズ55
醸造:ウィスコンシン州ミルウォーキー
アクセス:
ワシントンDC界隈では見かけたことがない。これを買ったのは、メリーランド州ブランズウィックにある小さな酒屋である。
寸評:
Pabst Blue Ribbon Draft Lager
“Tastes a little like draft, if you concentrate hard and there aren’t
too many distractions; too many filling adjuncts; relatively soft and creamy
for an American beer. Good with
salted chips and a creamy dip.” (The Beer Lover’s Rating Guide)
ひとこと:
以前、メリーランド州のスーパーマーケットに行くとバージニア州とはビールの品揃えが違うのではないかという指摘を、「ブルー・リッジ」に絡めてしたことがある。2003年3月、子供を連れてメリーランド中部の鉄道博物館見学に行ったついでに、地方の小都市ブランズウィックの酒屋さんに入ってみた。メリーランドならではという地ビールが全然置いてなくて、あまり変わり映えしない品揃えに少々がっかりしたが、そんな中にパブスト社の「ブルー・リボン」という可愛らしいボトルのビールがあった。「パブスト」という名前はどこかで聞いた記憶があったので、さっそく買ってみることにした。
味は相当に薄めの生ラガーで、ずんぐりむっくりなボトルの形状もあいまって、アメリカ産の「サン・ミゲル」といった風情である。何本でもイケてしまうような薄いビールで、暑い季節にはなかなか清涼感があっていいかもしれないが、冬や春のビールではないような気がする。
さて、「パブスト」社のウェブサイトを見ると、この会社、相当にいろいろなところにあるビール・ブランドに資本提携を進めていることがわかる。「ブルー・リボン」だけではなく、「オールド・ミルウォーキー」や「シュリッツ」「ストロー」といった、中西部で有名なブランド・ビールに加え、テキサスの「ローン・スター」まで傘下に置いている。また、この近辺ではガソリンスタンドでよく販売されている「コルト45」も、同系列のビールである。既述の通り、「ブルー・リボン」はワシントン界隈で簡単に入手できる商品ではない。だが、その代わりに「オールド・ミルウォーキー」や「コルト45」だったら、結構よく見かけるように思う。
(2003年3月10日)