パパが飲んだビールシリーズ60
醸造:韓国ソウル
アクセス:
ソフトリカーの量販店「トータル・ワイン」でのみ入手可能。但し、韓国レストランに行けば飲める。
寸評:
OB
Lagar
“Light,
not very tasty; some wine overtones; neither complicated nor simple;
nonassertive and predictable, it follows the lead of food. Good with mild-flavored pasta and
noodle dishes.” (The Beer Lover’s Rating Guide)
ひとこと:
少し前にタイの「シンハー」について書いたコラムの中で、タイ料理に合わせて開発されたビールなのだから「シンハー」はタイ料理には合う筈だとコメントした。同じ理屈から行けば、韓国の「OBラガー」は韓国焼肉レストランでの焼肉には持ってこいのビールだということになる。それならばということで、先日、韓国レストランに行ってカルビ焼肉を注文した際、「OB」を注文してみた。
韓国といえば、焼肉とキムチだろう。それに油が濃い韓国風お好み焼きがあったり、石焼ビビンバがあったりする。その辛さ、熱さ、油っこさに合うビールといったら、当然冷たく冷えていて、サラサラとした清涼感があるビールがいいに決まっている。そうすると、やっぱり「OB」ということになるのだろう。ひょっとしたら「OB」単独ではそんなに美味しいビールではないのではないかという気がするが、少なくとも、韓国料理とは相性が良いような気がする。ボクが引用しているボブ・クラインの著書では、「マイルドな味のパスタや麺類に合う」という書き方がされていて、それで総合評価が2.5とそんなに悪くはないのだが、もしボブ・クラインが韓国レストランに行って「OB」をテイスティングしたとすると、評価はもっと良かったかもしれない。
ただ一言。「OB」には、何かしら漢方薬が入っているのではないかと思わせる変わった味が一瞬することがある。それが何かは未だ良くわからない。ほのかではあるが、少し複雑な味である。
(2003年3月29日)