パパが飲んだビールシリーズ21
醸造:メキシコ・メキシコシティ
アクセス:ワシントン界隈ではどこでも入手可能。
“Sparkly and fizzy, this tawny-gold lager presents an initial zippy
hop character. The rounded,
light-bodied malt taste accompanies a faint earthy aroma that hints of malt and
hops in the background. Overall,
there is a crowd-pleasing balance between moderate maltiness and moderate
hoppiness. Its finishing
soft-textured, grainy-sweet quality suggests a fuller malt presence during the
last few swallows. Modelo is
indeed special.” (365 Bottles of Beer for the Year 2002)
ひとこと:メキシコビール初登場だ。この場を借りてアメリカで入手可能なメキシコ産ビールを幾つか紹介してみると、最もメジャーなのが「コロナ」や「テカテ」、「ドス・エキス」「ソル」等で、次にお店によっては入手可能なのが「パシフィコ・クララ」「ボヘミア」等だ。「モデロ」はこの第2グループに位置するビールだ。
メキシコ産ビールについてはあまり今まで紹介していなかったが、これは夏場の野外コンサートや、バーベキューパーティで飲むのにピッタリの軽さがある。日本でこの軽さに相当するのはアサヒ・スーパードライだろう。何本飲んでも酔わない感じで、炭酸水を飲んでいるのとさほど変わらない。日中飲んで、ほろ酔い気分で車を運転しながら(そりゃ違反だろ!)我が家へと帰る、そんな状況がピッタリくる。「コロナ」など、さらにライトビールまで出しているのだから驚きだ。ただ、「モデロ」はメキシコビールの中では比較的ヘビーな味わいである。ボトルにも重厚感があり、メキシカンビールお決まりのノッポのボトルではなく、ずんぐりむっくりで重心がかなり重い独特のボトルである。普通の6本パックのケースにも入りきらない。夏の野外パーティで気軽に飲めるボトルではないので、室内で飲む方がむしろ合っているような気もする。
「The Beer Lover’s Rating Guide」によると、「モデロ」は5段階評価で2.9と、メキシコビールの中ではかなり高い部類に入る。
(2003年1月19日)