パパが飲んだビールシリーズ35
醸造:マサチューセッツ州ボストン
アクセス:IPAに関してはどこのスーパーでもたいてい入手可能。
“Here’s one of the best-tasting
American-made Octoberfest beers.
Harpoon’s version respects the rich, malty heritage associated with
traditional Munich-made brews. The
reddish-amber body is full of flavor, with subtle hints of roasted malt and a
fresh, perfumy aroma. Its rounded,
deep character is reminiscent of a well-made stout, yet it is neither top-heavy
nor overly bitter. The
wide-ranging malty character finishes with a colorful crackle and pop that’s as
uplifting as the season’s foliage.” (365 Bottles of Beer for the Year 2002)
ひとこと:
このブランド、なかなかよく見かける。「ジャイアント」「セーフウェイ」「ハリス・ティーター」「フレッシュ・フィールズ」・・・どこに行ってもたいてい置いてある。それなのに、どこに行っても置いてあるのは「インディアン・ペイル・エール(IPA)」だけなのだ。HPを見てみると、季節限定ものも合わせて9種類ぐらいのラインナップを持っているのだが、DC界隈で入手可能なのはIPAだけなのだ。「ハープーン」が比較的メジャーなブランドでありながら、これまで紹介してこなかった最大の理由は、ぼくがIPAが苦手だという理由による。でも、「オクトーバーフェスト」のような季節限定ものであれば、その時期にうまく探せば見つかるかもしれないし、「オクトーバーフェスト」ならぼくが気楽に飲むことができる。
というわけで、2002年10月頃は、IPAならぬ「オクトーバーフェスト」を探して、今まであまり使っていなかったスーパーを開拓したりした。そして、なんと、我が家から最も近くにある「ライト・エイド」というちょっと寂れたスーパーの狭いビール陳列棚に、「オクトーバーフェスト」を遂に発見したのである。
この時期になると、各社とも「オクトーバーフェスト」ばかりを販売する。お味の方はどうかというと、上記のコメントの通りで、なかなかの高い評価を受けている。この評価は間違いではないと思う。因みに、The Beer Lover’s Rating Guideの方でも5段階評価で4.0と出ている。なかなかのものだと思う。
「ハープーン」のライバルといえば、天下の「サム・アダムス」である。いずれもマサチューセッツ州生産のビールであるが、「ハープーン」の方がマーケット・カバレッジは狭いと思う。何しろ、DC辺りでもIPAしか手に入らないのだ。ペンシルベニアにおける「イングリング」と「スタウト」の関係ともよく似ていると思う。それでも「スタウト」は数種類の違うビールが入手可能だ。「ハープーン」も、いずれIPAを飲んでみた上でさらに追加コメントを書きたいと思うが、なんとなくIPAは一番後回しになりそうな気配が・・・
(2003年2月13日)