パパが飲んだビールシリーズ67
醸造:ミネソタ州コールドスプリングス
アクセス:
町のお手軽スーパーマーケット「セーフウェイ」で一度だけ見かけた幻のビール
寸評:
“This is THE beer to get if you are a
college student who needs to buy lots of cheap pale beer that is oodles better
than the bud, coors, mgd, etc. Not much head, but a relatively bold taste
(including a strangely enjoyable aftertaste). $4 for a sixpack.”
(“My Life is Beer!”)
“It is admitted that these brews are
significantly better, for the price, than anything you can get from Bud,
Miller, Coors, and the like. This is a true "Pale Ale", albiet toned
down for the market. PS: That "aftertaste" is what real hops taste
like.” (“My Life is Beer!”)
ひとこと:
「Eureka」という単語は辞書にも載っている。アルキメデスが「これだ!見つけた!」という意味で使ったとされる言葉らしい。このビールが長年のビール探訪の旅の終点で「これだ!」と世のビール愛好家に言わせたかどうかは定かではないが、不味いビールではないのは確かだ。ボクはスーパー「セーフウェイ」でビールを買うことは殆どない。ここのビールの品揃えには特徴らしい特徴がないからだ。だから、「セーフウェイ」をぼーっとショッピングしていて「ユーレカ!」を見つけた時は、何だろうこのビールは、という疑問はあったが、あまり期待していたわけではない。飲んでみた印象は、ペール・エールのわりにはあまり苦味がなくて、飲みやすいペール・エールだということだった。その名の通りで、ペール・エールのアメリカンだ。
「セーフウェイ」で販売されているくらいだからそれほど高価なビールではない。「My
Life is Beer!」というビール愛好家のビール評価コメント掲載サイトに出ている通り、6本パックで4ドルは破格の安さだし、その割にちゃんとしたペール・エールが飲めるので、「バドワイザー」や「クアーズ」「ミラー」では物足りないと思っている貧乏学生が飲むには「ユーレカ!」は丁度良いビールだ。
ボクは学生時代、ニッカの「ノースランド」やサントリーの「ホワイト」のお世話になった。ニッカの角瓶やサントリーの「オールド」を買うにはお金がないけど、「サントリー・レッド」じゃしみったれてて嫌だという輩には、この辺りの価格帯のウィスキーが丁度良かったのである。その点では、ビールに対する発泡酒の隆盛にも通じるところがあるかもしれない。とかく美味いビールにこだわると高価なビールにも手を出さざるを得ないが、安くても美味しく飲めるという点からすると、「ユーレカ!」の狙いどころは正しいと思う。でもあえて言おう。ボクはもう学生じゃない。「ユーレカ!」にこだわって「セーフウェイ」に行くよりも、「フレッシュ・フィールズ」や「サットン・グルメ」で高価なビールにもトライしてみたいと思う。
(2003年4月6日)
⇒ユーレカのウェブサイトはこちら(但し工事中のようですが・・・)