パパが飲んだビールシリーズ95

 

Corona

 

 


醸造:メキシコシティ(メキシコ)

 

アクセス:

どこでも入手可能。そのアクセス度は「バドワイザー」「クアーズ」「ミラー」といったアメリカンビールにも匹敵。

 

ボブ・クライン氏の評価

Corona Extra Pilsener

“Slightly fizzy acidity; very light, airy, and essentially tasteless, unless lemon slice is added; hard put to keep up with even mildly salty snacks; hint of skunkiness --- not surprising from this clear glass bottle; weak and mass-produced; cold, it is refreshing, but then so is plain water; we need a little more textural and taste heft in Corona.”  0.8

 

ひとこと:

ボクは、メキシコのビールはどれも同じだと思っている。水に近くて、何本飲んでもあまり酔う気がしない。乾燥した土地だから、アルコール分解するのに余分な水分を使うよりも、喉の渇きを取り合えず潤す程度の目的でビールが飲まれているのではないかと思う。メキシコのビールはどれもこの原則を踏襲している。だから、どれをとっても同じなので、メキシコのビールが必要だと思った時には、スーパーの陳列棚で最初に目にとまったビールを選べばよいと思う。その点では、「コロナ」は最も目にとまりやすい。既にアメリカンビールとして市民権を得ているようにも思える。

 

ボクは、夏場に庭で開くバーベキューパーティでは、必ずメキシコのビールを1銘柄揃えて置くようにしている。暑い中で屋外で開くパーティだから、乾いた喉を潤す程度の水のようなビールを欲しがるお客様もあるだろうし、それ以上にホスト役の自分がビールに飲まれるわけにはいかないので、薄めのビールで長持ちさせることを当然考えなければならない。メキシカンビールは立て続けに3本以上飲んでも酔わない自信がある。そういったニーズは来られたお客様の中にも当然あるので、メキシカンビールはパーティで売れ残ることは殆どない。

 

「コロナ」は、そのポピュラリティのゆえに、このようなホームパーティを主催する際にはつい手を出してしまうビールであると言える。自分が飲むというよりも、お客様に飲んでいただくビールとして、そのポピュラリティは大きなアドバンテージになる。先ず「ハズレ」が少ないという安心感があるのだ。

 

それにしても、普通のピルゼンや「エキストラ・ピルゼン」の他に、「コロナ・ライト」なるライト・ビールまで出しているのには驚かされる。普通の「コロナ」以上に軽めのビールって、どうやったら作られるのだろうか。

 

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(2003年8月8日)