パパが飲んだビールシリーズ57

 

Budweiser

 

 


醸造:ミズーリ州セントルイス

 

アクセス:

全国どこでもどんなお店でも入手可能!

 

寸評:

Budweiser Pilsener

“Crackly, thin, and watery; sweetish rice flavor floats up immediately; visually bland, thin, and faded; head disappears quickly; no aroma or even a suggestion that hops are present; some bitterness is coaxed out by food; absolutely no nuance or subtlety, or for that matter, taste; thickens a bit at the finish; very predictable at a low, superficial (or is it artificial?) level; blandness is so predominant that a negative taste or aroma sensation would raise the rating.  It has to be the savvy advertising campaigns and not the beer that makes Budweiser so popular.  Gold Medal winner at the 1996 Great American Beer Festival.” (The Beer Lover’s Rating Guide)

 

BUD LIGHT

第三者評価は入手できず。

 

ひとこと:

先ず、このあまりにも有名で全国どこに行っても飲めるビールを紹介する前に、なんと56銘柄もの別のブランドを紹介してきた自分を褒めてあげたいと思う。ボクが初めて飲んだアメリカン・ビールこそが「バドワイザー」である。しかも、「バドワイザー」という名前は、中学校時代から知っていた。カーレースのスポンサーとして、アメリカ辺りで開催されるフォーミュラ・ワン選手権の写真には、「バドワイザー」の広告が沢山出ていた。実際にそれがビールのメーカーだと知ったのはもう少し後のことだ。そして、このビールを初めて飲んだのは、1982年7月に、東京都福生市在住のボクの大学のクラスメートK氏に誘われ、米軍横田基地内で開催されたアメリカ独立記念祭で模擬店のアルバイトをやった時だ。バイトの休憩時間に焼きたてのハンバーガーをほおばりながら、飲んだ「バドワイザー」の350ml缶はなんだかとてもアメリカンな味がした

 

和食に日本のビールが合うように、アメリカ的雰囲気の中では「バドワイザー」がとても合う。しかも水のように薄いから、野外でバーベキューでもやりながら飲むという状況には最もマッチすると思う。ボブ・クラインの格付けでは「バドワイザー」の評価は1.1だ。これはとてつもなく低評価だ。「バド・ライト」なんて、とてもアルコール飲料とは思えない。でも、そういう薄いビールが合う状況というのもあるのだ。お客様を我が家に招く際、車を運転して来られる方にはなかなか思い切ってお酒をすすめられないし、招かれる側もそうそうガンガン飲むわけにもいかない。そんな状況では、これほどまでに軽くて薄いビールはとても重宝する。自分が晩酌で飲むビールとしては最低レベルかもしれないが、ビールに飲まれないよう自分を保つ上では、このビールは最高だと思う。これは一応褒め言葉だと受け取って欲しい。

 

それにしても、「バドワイザー」というブランド、何をどのようにやったらこれほどまでに全国ブランドに成長するのかとても興味深い。単に広告宣伝によるものなのかもしれない。あまたあるアメリカのビールの中で「バドワイザー」がこれほどの認知を受けたのは、単に広告が優れていたというよりも、ボクはその味がアメリカ的生活スタイルに非常によく合っていたからではないかと思う。「我が社はビールの味で勝負」という、本当に美味しいビールを作っている生産者は世の中沢山いるだろうが、ビール単体での味よりも、その生活スタイルにいかにマッチした味とラベルを持ったブランドをどう売り出すかというのも1つのマーケティングのあり方だと思う。ボクは実際には聞いたことがないが、「バドワイザー」を飲んでいる人の多くは、「バドワイザー」を「美味しい」とは言わないだろう。ただ、何となく、アメリカ的生活スタイルにこのビールが合うような気がしているだけだと思うのである。

 

ところで、「バドワイザー」の製造元であるアンハイザー・ブッシュ社は、大リーグのセントルイス・カージナルスの株主でもある。カージナルスといえば今年の田口壮選手がとても頑張っているので応援したいものだ。そして、カージナルスの本拠地で晴天下の野球観戦を楽しむなら、やっぱりビールは「バドワイザー」だということになる。

 

2003年3月17日)

 

バドワイザーのウェブサイトはこちら