パパが飲んだビールシリーズ105
醸造:モンテレイ(メキシコ)
アクセス:
ソフトリカー専門量販店「トータル・ワイン」でのみ入手可能。
寸評:
“’Slight, bitter hoppiness, with smooth, fizzy accompaniment;
warmth, unexpectedly, brings out the sweetish, bitter, malty complexity of
flavors; hint of perfume comes and goes; settles into slightly sour, flattish,
far less complex offering with salty foods; finishes more integrated than the
beginning, but still several notches below average.” (Bob Klein, “The Beer
Lover’s Rating Guide”)
ひとこと:
日本に帰ることになった同僚の送別会でワシントン・ハーバーで飲んだ時、ビールは何が美味しいかという話になった。帰国される方が、「メキシコの『ボヘミア』って美味しいわよ」と教えて下さった。残念ながら、その時点で飲んだことがなく、「確かに、ブラジルの『ボヘミア』はブラジルで一番美味しいです」と訳のわからぬ反応をボクはしてしまった。ボクのメキシカンビール紹介編を完結させるために、最近とうとう飲んだ。複雑な味だった。確かに、「コロナ」や「ソル」のような薄さはない。ボディも含めて、少し濃い目のビールだとは思う。では美味しいかというと、評価に困る。一般にメキシカンビールをボクが持ち出すのは、パーティー会場で何本でもガンガンと清涼飲料水感覚で飲めるビールである。そういうTPOにはメキシカンビールは非常に合うのだ。しかし、「ボヘミア」はそれなりに味わわなくてはいけないビールなのではないかと思う。そして、そうなった場合、ボクは残念ながら「カルタ・ブランカ」が最高だと思っている。
「ボヘミア」は、昼食時に飲むべきメキシカンビールではない。少し酔います。
(2003年8月24日)