パパが飲んだビールシリーズ39
醸造:メリーランド州フレデリック
アクセス:メリーランド州でしか入手不可らしい。メリーランド州だったらその辺りの酒屋ならどこでも扱っているビール。
ガイドブックによる客観評価は見当たりません。
ひとこと:
2003年2月15日(土)は、メリーランド州のMさん宅にお呼ばれに行った際、同じくMさん宅にいらしていたYさんが差し入れで持って来られたビールである。聞くところによると、「ブルーリッジ」はメリーランド州では最もよく目にするビールらしく、同州側にお住まいの方にうかがうと、「ブルーリッジ」ブランドの中で最も美味しいのが「ゴールデン・エール」なのだそうだ。ビールの評価はその人の主観に左右されるとは言いつつも、さすがに複数の人が薦めてくれたビールは確かに美味しい。これがメリーランド州在住の日本人家庭の晩酌で普通に出てくるビールなのだそうだ。位置付けとしては、バージニア州側の「ドミニオン」や「フォーダム」「クリア・ウォーター」に近いのだろう。
製造元がフレデリック醸造会社と聞いて、最初に思い出したのがワシントンポストのウィークエンド特集版の記事だ。同紙では、この周辺で製造元が直営しているマイクロ・ブルーワリーでお薦めの筆頭がフレデリックだった。その後アレキサンドリアのマイクロ・ブルーが挙がっていたが、「ドミニオン」の「ド」の字も出てこなかった。勿論、バージニア側に住んでいて最もよく見かける地ビールは「ドミニオン」なわけだが、「ブルーリッジ」と比べたら「ドミニオン」はかなりクセのあるビールだと思う。おっと話が逸れた。もし、フレデリックのマイクロ・ブルーが「ドミニオン」のマイクロ・ブルー並みに出てくる料理が美味しいなら、夏場の午後の昼下がり、ないしは夕刻に、フレデリックで一杯というのも粋かもしれない。アメリカにはビアガーデンはないけれど、直営のマイクロ・ブルーはその代替案になり得る。
(2003年2月16日)
Blue Ridge Snowball’s Chance Winter Ale
“A fresh pineapple aroma along with a juicy malt taste announce
this shiny garnet-colored seasonal.
Its rich, full mouthfeel showcases a complexity of malts (five of them)
with a smooth, driy finish at each swallow. The accommodating alcohol (6%/vol.) provides a background
buzz. With food like bread and
cheese, a bit of nuttiness emerges.
The chances are good that Snowball will finish with a light, perky touch
of pineapple at the final swallows --- somewhat unusual, but tasty nonetheless.”
(365 Bottles of Beer for the Year 2003)
“This Vienna-style amber lager’s soft, smoothly malty presence has
a sheen of hop-spiciness at the swallow.
A light touch of caramel complements the ongoing malty character. The toasted malt flavor is delivered
with a hint of bitterness. A touch
of fruitiness emarges at the finish.” (365 Bottles of Beer for the Year 2003)
⇒ブルーリッジを製造するフレデリック醸造会社のウェブサイトはこちら