パパが飲んだビールシリーズ32
醸造:テネシー州メンフィス
アクセス:ワシントン界隈のスーパーマーケットであればどこでも入手可能。因みに、ぼくが今まで購入したのは、「ショッパーズ・クラブ」と「サットン・グルメ」である。
ブルームーンの評価は、どのビールガイドにも載っていない。次のウェブサイトにコメントがあるのでご覧下さい。
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ひとこと:
このようなビール紹介サイトを管理していると、「それじゃあなたが最もお薦めのビールは何なの?」という疑問を持たれる読者の方も多いのではないかと思う。ぼくは、ビールの評価は多分に主観やその時の体調にも左右されるから絶対的なものではない、時と場合によってお薦めできるビールは異なる、などといった断りを一言言った上で、「ブルームーン」が今まで飲んだビールの中で最も自分に合っていると答えることが多い。「ブルームーン」は、ぼくがこのビール探訪の旅を始めたばかりの初期の頃に飲んだテネシー産のビールであるが、それから約2年が経過した後もう一度飲み直してみて、やっぱり美味しいと再確認した。
ただ、「ブルームーン」は純粋な地ビールというわけではない。「ジョージ・キリアン」と同様、「クアーズ」系列のブルームーン醸造会社が生産している準メジャー級のビールである。クアーズ社は、アイリッシュ製法のビールを「ジョージ・キリアン」ブランドで販売しつつ、ベルギースタイルのビールを「ブルームーン」ブランドで販売しているのである。ウェブサイトによっては「ブルームーン」をコロラド産としているところもあるが、ぼくはテネシー州メンフィス産のものを飲んでいたように思う。
ワシントン駐在の某援助機関の職員の方が、ベルギービールの奥深さを以前語っておられた。このビール探訪の旅の中で純粋なベルギービールを紹介したことは今までないが、その方曰く、ベルギーでは食事のメニューに合うビールがいくつかあって、必ずしも1ブランド固定にはしないらしい。それを聞くと、一度ブリュッセルにでも出かけてビールを飲んでみたくなる。因みに、今ワシントン界隈で入手可能なベルギー産ビールといったら「Chimay」くらいしか思い浮かばない。ただ、このビールは飲んだことがない。
「ブルームーン」は、この近辺であれば、「ジャイアント」「セーフウェイ」「ショッパーズ・クラブ」といった廉価スーパーだけではなく、「フレッシュ・フィールズ」「ハリス・ティーター」といった比較的高級スーパー、「サットン・グルメ」のような高級グルメスーパーにも置かれている。比較的メジャーなビールである。それでもぼくには合っていると思う。
(2003年2月13日)