パパが飲んだビールシリーズ113

 

Avery

 

 


醸造:コロラド州ボウルダー

 

アクセス:

ワシントン界隈での入手は運任せ。あなたの運が良ければ、「サットン・グルメ」や「フレッシュ・フィールズ」で出会えるかも。どうしても飲んでみたい方は、ワシントンの「ザ・ブリックスケラー」を訪ねてみては如何?IPAぐらいは置いてある。

 

ワシントン界隈で飲めたビール:

Avery Redpoint Ale (American Amber Ale): 「サットン・グルメ」で発見。

 

Avery IPA: 「ザ・ブリックスケラー」で注文。

 

Avery Calypso Wheat Ale

“Creamy-smooth and quite bitter, this Boulder brew is propelled by an edgy citrus presence that spackles the tongue with liquid sunshine.  Its strong, forcefully delivered wheat aroma faithfully mimics the mouthfeel.  Tremendously refreshing and rather filling for a wheat beer, Calypso’s clear, pale-gold body’s perky effervescence adds further pizzazz to its lively character.  Calypso may not be “like a vacation in a bottle,” as the label claims, but it will most certainly be an enjoyable time-out.” (365 Bottles of Beer for the Year 2003)

 

Avery The Reverend Belgian-Style Quadrupel Ale

“The Reverend starts sweet, hoppy, and distinctly alcoholic, topped off by a caramel malt character that lingers seductively at the back of the throat.  The powerful alcohol presence (10%/vol.) cuts the classic candy sugar sweetness down to size, giving the taste of this flavorfully assertive brew balance and perspective.  The finish is marked by a restrained, mild bitterness.  This is a tough-minded, take-it-or-leave-it brew.” (365 Bottles of Beer for the Year 2003)

 

ひとこと:

さて、コロラドビールの紹介も大詰めである。アメリカ国内どこでもアクセス可能な「クアーズ」は別格で、西部一帯で猛威を振るっていた「ファット・タイヤ」も凄いと思った。また、先日友人何人かと「ザ・ブリックスケラー」を訪ねて、皆が試しに飲んでみて一様に「美味しい」と絶賛した「フライング・ドッグ」にも触れなければならない。また、わざわざコロラドまで出かけて行って飲んだ「オーデル」のエールも美味しかった。何しろ水が違うと思う。

 

その意味では、ワシントン界隈で手に入るコロラドビールは貴重である。ボクは、この界隈で市販されている6本パックのコロラドビールといったらどれも掘り出し物の範疇に入ると思う。「フライング・ドッグ」なんて、2003年3月にアメリカがイラク攻撃を開始した頃、たまたま戦争反対のデモ行進に遭遇し、時間つぶしのためにリカーショップに入らなかったら気付かなかったと思う。そして、今回紹介する「エイブリー」も、ボクがコロラドに行って地ビールの虜になっていなかったら、「サットン・グルメ」のようなスポットでたまたま陳列されていたコロラドビール「エイブリー・レッドポイント」に気付かなかっただろうし、それにトライしてみようかとも思わなかったと思う。

 

コロラドビールといったらやっぱりエールなわけだが、「レッドポイント」は美味しかった。「オーデル」との比較は飲んだ時点が違うので一概に比較はできないが、「レッドポイント」は決して悪くない。ビールはやっぱり水が命だということを改めて痛感させられる。コロラドビールの美徳は十分に体現していると思う。

 

ただ、何しろコンスタントに入手できない。今日あったからといっても、一つタイミングを逃すと、次に行った時にはなくなっている、なんてこともある。そもそも扱い数が少ないのだ。コロラドビールは、陳列棚に見つけたら即座に買うべきだ。そうじゃないと、次にいつ飲めるかわからない。

 

エイブリーのウェブサイトはこちらから!

 

(2003年9月11日)