理想の酒を求めて(日本編) (9)

Hoegaarden

醸造地:ルワンダ(アフリカ)

ひとこと:

ちょうど1年前、機会があって仕事でアフリカ・ルワンダの首都キガリに数日滞在したことがある。会議で出張したので、会場だったホテルにほとんど缶詰状態だったため、残念なことにホテルの敷地から外に出かける機会がなかった。ホテル内にはレストランが2箇所あったので、両方訪れたのだが、プールに面したバーで食事をつまみながら飲んだのがルワンダの現地ビールであるMulzig(ムルジーグとでも読むのだろうか)だった。(Lonely Planetのトラベルガイドによると、ルワンダにはPrimus(プリムス)という別のビールがあるらしいが、このホテルで入手可能だったのはMulzigのみだった。)

乾燥した土地で飲むビールなので、飲んでアルコール分解に余計な水分を使ってしまうわけにはいかない。こういう土地では、エールよりもやっぱりラガーなんだろうと思う。タイトルはドイツ語かベルギー語だと思うが(ちゃんと調べてない)、なんとなくブリュッセルで飲んだステラ・アルトワと似てるかな。正直言って、ラガーは何を飲んでもあまり区別が付かないのです。

以前読んだアフリカの開発に関する本の中で、ルワンダにはバナナを原料としたビールがあって、現地住民の飲み物になっているという話を聞いたことがある。残念ながら今回の訪問では、この珍しいバナナビールにはお目にかかることはなかったけれど、Mulzigを飲めただけでも自慢話にはなるかなと思う。

1年間も更新しなくてゴメンナサイでした。

(2005年7月11日)