理想の酒を求めて(日本編)(1)

 

Inniskillin

 

ひとこと紹介:

カナダ・ナイアガラフォールズ近郊のブドウ園で生産されているアイスワインです。

 

入手方法:

ワシントンに行く機会があったら、帰りの飛行機に搭乗する直前に免税店で買うことができる。また、ワシントン経由で帰国する友達がいて「お土産は何がいいか」と聞かれたら、「アイスワイン」は結構お手頃。

 

このお酒にまつわる思い出:

「アイスワインて何?」と思われる方は多いと思う。一言で言うと、アイスワインは食後酒で、普通の甘口ワインと比べてもずっと甘くて味が濃厚である。2003年7月のアメリカ独立記念日の連休で、ボクたち家族はナイアガラの滝を見るためにカナダ・オンタリオ州ナイアガラフォールズまでドライブ旅行したことがある。大瀑布を堪能し尽くした時、次に何をやろうかと考えた挙句、ボクたちはナイアガラフォールズ郊外のナイアガラ・オン・ザ・レイクという小さな町に出かけた。観光街として発達したナイアガラフォールズと異なり、ナイアガラ・オン・ザ・レイクは土地の人々が住む古い町並みが見られる。勿論、ここの収入源も観光であることには変わりはないが、それでも瀑布のそばよりもずっと落ち着いたたたずまいで、ナイアガラの滝の観光で来るなら、滝のそばから離れてこんな町でも一泊したいものだと思った。そこでふらりと入ったワインのギフトショップで、幾つか試飲した上で購入したのがイニスキリンのアイスワインだった。

 

イニスキリンのボトルの首には、小さな説明書がいかにも重そうにかかっている。中を見ると、英語やフランス語の他に、日本語、中国語、韓国語、そしてドイツ語にスペイン語と、沢山の言語でアイスワインの説明が載っている。手っ取り早いので、アイスワインが何か、この説明書から引用してみよう。

 


お土産も買って、ボクたちは我が家の分としてイニスキリンを1本余分に買ってワシントンに帰ったが、結局美澄たちの帰国には間に合わず、代わりに近所に住んでいた日系人世銀職員のセラ・ユミさんの家のお呼ばれに出かけたときに差し入れとして持参した。イニスキリン飲みそこなったなあと残念に思いながらボクも10月に帰国したのだが、2004年2月に私がワシントンでお世話になったジェームズ・ヤン先生の奥様レジーナさんが仕事で東京に来られる機会があり、夕食をご一緒したが、その際にレジーナさんからお土産としていただいたのがイニスキリンのアイスワインだった。捨てる神あれば拾う神ありだ。

 

イニスキリンのホームページはこちらから!

 

(2004年2月20日)